清華大学 人文・社会科学高等研究所

清華大学人文・社会科学高等研究所（TIAS）は2009年に設立されて以降、人文学及び社会科学を研究するためのハイレベルな学術プラットフォームの構築に取り組んできました。現在、清華大学において人文学と社会科学の総合的研究に従事する唯一の機関であり、学際的、地域間、異文化間の研究を行う大学レベルの専門学術機関です。TIASの全体的な目標とは、グローバリゼーションの時代において民族、宗教、地域、そして国家を越えた交流に基づき、人文学及び社会科学研究における新たなパラダイムについて改めて考察することです。異なる分野、地域、文化背景の学者間の交流と相互促進を促進するだけでなく、現代世界における現実と学術研究の関係に対する理解を刺激し、また深めることも含まれます。TIASに現在在籍する教員およびフェローは文学、哲学、歴史、政治学、社会学、法学、宗教、民族学など様々な分野の専門家であり、それぞれの専門分野において大きな影響力を持ち、国際的な視野を持つ優秀な人材の採用及び育成に長らく従事してきました。過去10年間、TIASは「民族」、「宗教」、「社会」、「国家」の4つのテーマに焦点を当て、地域や文化、専門研究を越えた全体的な枠組みの下で多様性、アイデンティティと統一、文化交流、共存及び相互理解などの重要な問題を取り上げてきました。