Chair of Japanese Studies, Faculty of Oriental Studies, University of Warsaw

ポーランドにおける日本研究の始まりは1919年に遡る。当時、日本語教育がワルシャワ大学哲学部で開始され、広義の文化に関する日本研究は、1950年代以降、言語学部（東洋学研究所）で盛んに行われるようになった。現在の日本学科は、文学、言語学、歴史学、哲学および宗教学、美学、舞台芸術、生活文化などの専門分野に分かれている。カリキュラムには、2004年に本学に寄贈された茶室「懐庵」での茶の湯コースも含まれる。日本の多くの機関により当プログラムの利点と業績が認められ、2002年には明仁天皇および美智子皇后が、2019年には秋篠宮文仁親王同妃両殿下が、本学をご訪問くださった。また、国際交流基金賞（2002）、外務大臣表彰（2009）といった栄誉ある賞を受賞し、2015年にはさくらネットワークへも加盟。2003年にはヨーロッパ日本研究協会の学術会議を主催し、本学日本学科が2006年以来毎年開催している「日本祭」は、国際的な学術研究大会であるだけでなく、日本文化の普及にも一翼を担っている