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シンポジウム「「国際日本研究」と教育実践」を開催しました。

 去る2018年3月17日に、国際日本文化研究センターにて「国際日本研究」コンソーシアム主催シンポジウム「「国際日本研究」と教育実践」を開催し、研究者及びオブザーバーを合わせて約40名が参加しました。
 「国際日本研究」コンソーシアムは、国際日本文化研究センターが代表幹事機関となり、2017年9月に発足したもので、「国際日本研究」や「国際日本学」を掲げた大学の研究所や大学院課程のニーズをくみ上げつつ、連携を進めようとする我が国初の試みです。本シンポジウムは、「国際日本研究」コンソーシアムが発足後に主催する初めてのシンポジウムとなりました。

 冒頭では、「国際日本研究」コンソーシアム発足式を執り行い、代表幹事機関の長である小松和彦・国際日本文化研究センター所長が発足を宣言しました。
 シンポジウムは、松田利彦・国際日本文化研究センター教授が総合司会を務め、横田雅弘・明治大学国際日本学部長・教授の講演「国際日本学部の『教育』をどう捉えるか~明治大学国際日本学部10年の歴史の中で考えたこと~」から始まり、続いて、春名展生・東京外国語大学大学院国際日本学研究院講師の講演「「国際日本研究」時代における「日本事情」」、伊東貴之・総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻長・教授の講演「中国語圏における日本研究-日本学・日本語教育の現状と本専攻での経験から」が行われました。また、各講演後には、王敏・法政大学国際日本学研究所教授、河合淳子・京都大学国際高等教育院附属日本語・日本文化教育センター教授、鍾以江・東京大学東洋文化研究所准教授が、それぞれの講演の内容についてコメントを行い、続いて質疑応答が行われました。また、全ての講演終了後、引き続き総合討論が行われ、三者の講演を振り返り、国際日本研究と教育実践に関する議論を深める等、充実した内容となりました。

 「国際日本研究」コンソーシアムでは、引き続き、国際日本研究に関するワークショップを開催していく予定です。次回は、2018年7月21日(土)、国際日本文化研究センターにて、ワークショップを開催します。

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